社会的養護関係施設第三者評価事業(全国)

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第三者評価の目的

平成24年度(2012年度)から社会的養護関係施設の第三者評価が3年に1回義務化となりました。その根拠は、子どもが施設を選ぶ仕組みでない措置制度等であることや、施設長による親権代行等が行われること、被虐待児等の増加でさらなる施設運営の質の向上が必要になったことです。また、第三者評価の過程を通じて、子どもの最善の利益の実現のために、施設運営の質の向上を図ることを目的としています。

第三者評価を受審することで、施設運営の質の向上に結びつくことが期待されています。

第三者評価の実施

1件の評価は、2人以上の評価者が一貫して実施します。
評価の実施に際しては、利用者調査と職員自己評価の両方を実施します。

利用者調査

利用者調査はアンケートにて行います。個人情報の取り扱いには細心の注意を払っています。
それらを基に集計・分析し、利用者の意向を把握します。

職員自己評価

職員自己評価は、職員一人ひとりが行う自己評価と施設長を中心とした経営層職員の合議による自己評価をしていただきます。この自己評価結果は訪問調査をする前に実施・集計・分析をします。

訪問調査

訪問調査は、2名の評価者が施設を訪問し、1.5日の時間をかけて実施します。具体的には施設見学、書類確認、対話に基づく項目確認、検食等を行います。

評価結果の決定

訪問調査を行った評価者を含む2人以上の合議により、評価結果を決定します。

施設へのフィードバック

評価結果及び結果分析により把握した課題については、終了後すみやかに施設へフィードバックされ、
その後、評価結果報告会を実施します。
その結果は全国社会福祉協議会に提出され、施設によりインターネットで広く公開されます。

基本方針

福祉経営ネットワークでは、施設運営の質の向上につながるような評価活動を心がけます。

  1. 各場面で「対話」を重視した評価
  2. さまざまな「気づき」が得られる評価
  3. 職員の「やる気」向上につながる評価

実際の評価では、施設が目指していること(理念や方針等)を前提として、施設全体のしくみや取り組みが評価の対象となります。そのため、支援の専門性のみに着目し、その質を専門的見地から判断・指導することはいたしません。組織性についても同様です。

料金

第三者評価の料金は、原則として30万8千円(税込み)となります。

なお、移動距離が100㎞を超える場合は、大変申し訳ございませんが、旅費交通費についてご相談させていただきますので、ご理解くださいますようお願い申し上げます。また、評価手法の中で追加があった場合はオプション料金をいただきます。その他、ご不明な点がありましたら、恐れいりますがこちらからお問い合わせください。

評価者

評価者につきましては、登録している調査員が調査にお伺いします。

評価実績

本法人がこれまで行ってきた社会的養護関係施設第三者評価の実績は以下の通りです。

社会的養護関係施設第三者評価実施件数

児童養護施設乳児院母子生活
支援施設
児童心理
治療施設
児童自立
支援施設
児童自立
生活援助事業
(自立援助ホーム)
合計
2003年度

2020年度
28141987917453

(2021年4月現在)

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